高脂血症と治療
高脂血症の診断
高脂血症は自覚症状がないことから、その発見は健康診断に頼るしかありません。それに、ほかの深刻な病気へと発展させないためにも、早く発見することが大事であり、定期的に健診を受けることを忘れないようにしなければなりません。1年に1回の健診は怠らないようにしましょう。
高脂血症を発見する方法は、採血による血液検査です。通常の血液検査と同じように、空腹時に採血して、採血した血液を分析して行われます。
検査項目となっているのは、悪玉(LDL)コレステロール値と善玉(HDL)コレステロール値、中性脂肪値で、これらの数値がどのようになっているかで診断します。基準とされている数値以上、もしくは未満であった場合は治療を要します。
まず、総コレステロール値の適正値は200ミリグラム/dL未満であり、高脂血症(高コレステロール血症)は220ミリグラム/dL以上となります。また、悪玉コレステロール値の適正値は120ミリグラム/dL未満であり、高脂血症(高コレステロール血症)は140以上で、治療を要するとされています。
そして、善玉コレステロール値が少なくなるのも問題があり、40ミリグラム/dL未満の場合も、同じように治療を要するとされています。
高脂血症のうちの高中性脂肪血症だと、中性脂肪が150ミリグラム/dL以上であった場合に治療による改善が必要となります。
治療に入ると、第一段階では生活指導や食事による治療によって数ヶ月間様子が観察されます。それで改善されないような場合は薬が投与されますが、投与する薬や量については、個別の背景や病気の具合によって慎重に判断されることとなります。