高脂血症と治療

食事療法と運動療法

高脂血症にかかった場合の食事治療では、一般的には、総コレステロール値が5%、中性脂肪値が10%低下すれば、その効果が出ているとされています。1ヶ月から2ヶ月の間、食事療法を続けてみて、その数値ほどの効果が出なかった場合は、薬による治療を考えることになります。

食事療法では、まず、摂取するエネルギーを適正なものにするため、食べ過ぎていないかチェックします。食べ過ぎは、肥満の原因となり、肥満は脂肪の過剰摂取によるところが大きいので、1日に摂取するエネルギー量を決めます。まずは、標準体重とその体重での1日に必要なエネルギーを求めます。

1日の適正エネルギー(キロカロリー)は、標準体重×活動量で求められます。

また、標準体重は身長(メートル)×身長(メートル)×22で求められ、身長160センチの人なら平均体重は、1.6×1.6×22で、約56キログラムとなります。

活動量の目安は、25~35、重労働では35以上となります。

運動療法では、ウォーキングや水泳などの有酸素運動を取り入れることが大事です。運動の強さは、体力の50%程度を目安にするといいとされています。1分間に110から120回の脈拍数となります。運動量としては、1日平均で150キロカロリーくらいです。急激な運動は、中高年になると大量の活性酸素を生み出して危険なので、避けなければなりません。

ほどよい運動を心がけましょう。また、すでに高血圧症や糖尿病などを患っている人は、医師との相談は欠かせません。そのほかにも、動悸や息切れがないこと、心臓病や肝臓病がないことなど、さまざまな条件が重なってきますので、まず、軽い運動を試みて反応をみたりするなど、慎重な取り組みが必要です。