高脂血症と合併症

糖尿病・脂肪肝など

高脂血症の中で、高中性脂肪血症が引き起こす病気は、主に内臓系の疾患が多いのが特徴となっています。糖尿病や脂肪肝といった比較的中高年に患者数の多い病気がメインとなっていて、その遠因として、日ごろの不規則な食事や暴飲暴食、深酒、喫煙などの生活習慣の乱れが指摘されています。

糖尿病は、血液中のブドウ糖が増えすぎて、尿に糖が出るという病気です。糖尿病を患ってしまうと、さまざまな合併症を引き起こしてしまう可能性が高いので、糖尿病の診断を受けたら、徹底した食生活の管理、生活習慣の改善などが余儀なくされます。

日本人の40歳代以上は、5人に1人の割合で糖尿病にかかっているという報告もあり、またその糖尿病患者の多くが高脂血症を患っているということから、高脂血症を防ぐことは糖尿病防止にもつながります。

糖尿病には、糖尿病網膜症や糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害といった深刻な合併症があり、発症してからは、改善するのに食事制限や運動の制限など生活のすみずみまで管理していく必要があるため、そうならないよう、事前に生活改善をしていく必要があります。

また、脂肪肝も高中性脂肪血症を原因とする多くの患者のいる病気です。脂肪肝は、そのまま放っておくと、致命的な病気である肝硬変も引き起こしかねない危険な病気です。

肝臓の働きの一つには、中性脂肪をエネルギー源として蓄えるといったものがありますが、この中性脂肪の割合が全体の中で一定以上になると脂肪肝の診断が下されます。肝細胞に脂肪が溜まりすぎると、血流を悪くし、肝臓の本来の働きである体の毒素を除くという働きをも鈍らせてしまうため、体の各所にさまざまな病気を引き起こすのです。

脂肪肝の防止策としては、エネルギー源になる脂肪や炭水化物の摂りすぎをまず注意する必要があります。