高脂血症と合併症

急性膵炎・通風など

たいへん重篤な疾患で、合わせてほかの病気も引き起こしてしまう急性膵炎という病気があります。急性膵炎は、高脂血症のうちの高中性脂肪血症と診断された人が大量のアルコールを摂取した場合、その場で発症してしまうようなこともある危険度の極めて高い病気です。

症状としては、みぞおちから背中にかけて激しい痛みに襲われ、時間の経過とともに、痛みが激しさを増して吐き気や嘔吐をも伴ってしまうことがある、といったものです。急性膵炎を患うと、そのうちに腎臓や肝臓、肺、心臓、脳といったさまざまな臓器に異変を引き起こす可能性があります。

原因は、動脈硬化のほか、胆石症がきっかけになったり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などからくることもあるなど、じつにさまざまです。ただ、その前提として、中性脂肪値がたいへん高く、高中性脂肪血症などを患っているケースが少なくないのです。

中性脂肪値が1500ミリグラム/dL以上という人は、脂っこい食事や暴飲暴食、大量のアルコールの摂取などに、十分注意が必要です。

また、ぜいたく病と言われる通風についても、高中性脂肪症と関連が深いものです。通風自体は、血中の尿酸値が高い人がかかりやすく、その原因となっているのがプリン体の摂りすぎが指摘されています。

大食いする人やお酒をたくさん飲む人、激しいスポーツをする人などはプリン体が体の中に多く存在するために、通風の危険度が高いとされています。通風をそのままにしておくと、やがて高脂血症から動脈硬化を引き起こして脳梗塞や心筋梗塞、腎臓障害などの合併症まで発展させてしまう可能性があるとされているので、すぐに治療を受けなければなりません。