高脂血症の原因
運動不足
高脂血症の遠因には、運動不足が挙げられます。しかしながら、激しい運動をしていても、逆効果となることから、病院では適度な運動をするようにと勧めることがあります。適度な運動というのは、どういったものなのか疑問に思う人も多いようです。
高脂血症は、血液の中にコレステロールや中性脂肪が増えてしまう症状ですが、通常コレステロールや中性脂肪はいったん体内に蓄えられ、そのうちにエネルギーへと変えられて消費されます。しかし、体内に摂り込みすぎて、エネルギーへと消費される機会が少ないと、そのまま体内に残るため、どんどん血中のコレステロール値や中性脂肪値を引き上げてしまいます。
高脂血症において運動が重要なのは、体内のコレステロールや中性脂肪をエネルギーに転換するためばかりではありません。運動による血行の促進は、血管を弾力性のあるものに変えてくれたり、広げて血圧を下げてくれるのです。このことで、動脈硬化になる危険度も下がってくるのです。
また、体内で脂肪の流れをよくしてエネルギーに変えやすくする酵素にリパーゼというものがありますが、運動することにより、このリパーゼの働きが促進され、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やすような働きもあるのです。
だから、適度な運動とは、この血行を促すような継続的で溜め込んだエネルギーを上手に使うものです。激しいものである必要はありません。継続的にできるものであるので、掃除などの家事でも十分に対応できます。目安としては、ウォーキングやサイクリングといった軽く体を動かすものといったものを考えるといいでしょう。