高脂血症の予防

運動メニュー

高脂血症の予防に、適度な運動は欠かせません。ただ、適度な運動とはどれくらいのものなのかが肝心なので、それについて正しい知識を得なければなりません。というのも、脈拍が1分間に110~120を超えるようになる激しすぎる運動は、無酸素状態をつくってしまうことが多く、血圧の上昇を促すために、高脂血症をすでに患っているような場合は危険なのです。どんな運動が無酸素運動になるのかは、100メートル走、相撲、重量挙げといった、瞬発力が求められるような運動を思い浮かべればよいでしょう。

高脂血症防止の目的で行う運動療法では、有酸素運動というものを取り入れます。これは、体内の脂肪を燃焼させるには十分な酸素が必要なためです。運動の強度は、最大酸素摂取量の40~65%程度のものです。ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなど少しずつ酸素を取り入れて長く継続して行う運動が効果的といわれています。頻度としては、週に2回以上、時間として40分~1時間を目安にするといいでしょう。

脂肪が分解されてエネルギーに変わるまでには20~30分ほど時間がかかるため、ある程度長い時間をかけて継続して運動していないと、脂肪の燃焼にまでは到達しないのです。また、運動によって汗をかいたら水分を補給することも忘れないようにしなければなりません。

運動は食後1時間ほど経ってからするようにしましょう。また、早朝は血圧が高いという人、狭心症のおそれのある人などは早朝の運動は避けたほうがよく、やむを得ない事情でその時間しかできない場合、起床して1時間以上経ってから行う、十分な準備運動のちに行うなどいくつかの注意点があります。